日本福音ルーテル教会は、1893年アメリカ宣教師シエラーとピーリーにより、九州の佐賀で始まりました。その後、110年余を迎えています。 現在、日本福音ルーテル教会に属する教会は全国に約140あり、会員数はおよそ2万人です。私たちの「賀茂川教会」も、そのひとつです。
賀茂川教会の伝道は、1952年、アメリカの宣教師B・ハドルによる京都市北区小野町における伝道集会に始まり、以降、14名の日本人牧師と、8名の外国人宣教師を中心とした伝道活動を経て、50年余となります。
現在の教会堂は、キリスト教伝道のため、1905年(明治38年)に来日し、後に日本に帰化したウィリアム・メレル・ヴォーリズの建築事務所より、1954年に、ノアの箱舟をイメージして建築されたもので、現代にも、伝道の精神を思い起こさせる面影を保っております。
教会は、当初、「恩寵教会」と名乗りましたが、1970年に、地域に根ざした伝道を願って、「賀茂川教会」と改名するとともに「のぞみ保育園」を併設し、さまざまな時流の中を、堅い信仰を基に、神様に導かれ、守られ、今日を迎えております。