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1952年宣教開始  賀茂川教会はプロテスタント・ルター派のキリスト教会です。

 日本福音ルーテル賀茂川教会  

夕礼拝のメッセージ 「ペトロの手紙T」より
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petoronotegami  今週の聖句バックナンバー
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2017年9月〜

「喜びに満ちあふれて」2017.10.1
「仮住まいをしている選ばれた人たちへ」2017.9.5

喜びに満ちあふれて
神ア 伸 牧師  2017.10.1 
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あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。
(ペトロの手紙一 第1章8節)
 
今日、共に聴いた福音で、たいへん興味深いのは、信仰と(5節)、希望と(3節)、愛という(8節)、三つの言葉が出てくることです。

これを、あの伝道者パウロが書いた『コリントの信徒への手紙一』、第13章の「信仰と、希望と、愛。この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である」という言葉と重ねあわせて聴くことが、今日はよりふさわしいと信じます。「神の愛は永遠。キリストの愛は決して滅びない…!」という、あの胸を打つ言葉を――。

ペトロは、ここで、死の力にうち勝つ生き生きとした希望に歩むのが信仰であること、そしてその信仰の具体的な内容を、8節で改めて、こう語ります。

あなたがたは、キリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じており、言葉では言い尽くせないすばらしい喜びに満ちあふれています。

ペトロは、驚きをもって、目を見張るような思いで、この言葉を語りかけていると、私は思います。

1節のところにある、今日で言えば小アジアと呼ばれる諸地域の、当時の世界では経済的にも政治的にも、さして気にも留められず、ほとんど影響をもたないような、小さな小さな群れに向かって語りかける。しかも迫害の危機にある教会に向かって、

何ということだろう…。あなたがたはキリストを見たことがないのに愛し、今見なくても信じている…!

これは、主イエスの弟子、ペトロの言葉です。この目で主イエスを見、もっとも主イエスのおそばにいた者の言葉です。同時に弱さも脆さも十分すぎるほど併せ持つペトロが、なお、教会の伝道者として立たされたときに、

この人たちはキリストを見たこともないのに愛しているではないか…!

そうだ――主イエスがこの人たちに、このような愛を与えてくださったのだ。主イエスが希望を、信仰を与えてくださったのだ。これこそ神の賜物だ…! ほかの何が滅びても、神がこの人たちに与えてくださった信仰と希望と愛は滅びない!

目を見張るような思いで、その同信の友たちを見ていたのではないかと思います。

このようなキリストの教会が、今日まで、至るところに存在してあるということを、私どもも今、驚きをもって受け入れ直したい。こころからそう願います。


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仮住まいをしている選ばれた人たちへ
神ア 伸 牧師  2017.9.6

イエス・キリストの使徒ペトロから、ポントス、ガラテヤ、カパドキア、アジア、ビティニアの各地に離散して仮住まいをしている選ばれた人たちへ。
(ペトロの手紙一 第1章1節)
『ペトロの手紙一』。これは、主イエスの12弟子のひとりペトロが、信頼する「シルワノ」という助け手と共に、身の危険、迫害の危機を肌で感じつつ、自らの信仰の言葉を伝えた手紙です。(第5章12、13節)。

ペトロは、ガリラヤの漁師でした。ある日、漁の仕事をしていたとき、主イエスに突然声をかけられた。

わたしについて来なさい…!

すると、彼はすぐに舟を捨て、網を捨て、家族を捨て、そして故郷を捨てて、主イエスに従って行った。そのペトロの言葉を、今私どもは改めて聴き取り直したいと願います。

離散して仮住まいをしている選ばれた人たちへ。

こう呼びかけるペトロ自身が、既に深い感慨に捕らえられ、同信の友たちへ呼びかけていたに違いないと私は信じます。どうして自分は、故郷のガリラヤを離れ、言葉も十分でないのに、今ローマに住んでいるのだろう。――それは、〈神に選ばれたからだ〉としか言いようがない。
わたしは、主イエスに声をかけていただいた。「あなたはこっちに来なさい…!」。漁の仕事中に声をかけられ、突然、まるで引き抜かれるようにして、このお方に従う者とされたのだ――。

ペトロ。主イエスが十字架にかけられようとするあの夜、「わたしは知らない」と、明確に三度この方を否んでしまった弟子です。そして、およみがえりのキリストに三度、「あなたはわたしを愛しているか」と問われたひとです。この手紙を書きながら彼は、あの夜の出来事を、絶えず想い起こしていたに違いない。

「主よ、わたしを選んでくださったのはあなたです。わたしが、あなたを選んだのではありません。あなたが、わたしを選んでくださった。だから、わたしがあなたを愛していることをいちばんよくご存じであるのも、主よ、あなたであるはずです…!」。

私どもは皆、ペトロと同じです。主イエスに声をかけられたから、主イエスがこの私を選んで、まなざしを注いでくださったから――。だから、私どもは今、この教会に生き、生かされている!

この教会の存在そのもの、あなたの存在そのものが、神の切なる思いの結晶のような存在なのです。

今、改めて、新しくその事実に立ち戻りたい。

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